賃金台帳テンプレートで業務効率化!エクセル版 無料ダウンロード

効率的な給与管理のツールとして「賃金台帳」は必要になります。

この記事では、エクセルで使える賃金台帳テンプレートを3種類紹介します。正社員はもちろん、アルバイトやパート用の賃金台帳も無料でダウンロード可能です。

賃金台帳のテンプレートは、基本的に必要な項目がほぼ決まっているので、テンプレートを参考にして効率的に賃金台帳を作成してください。

目次

賃金台帳テンプレート(エクセル)

賃金台帳テンプレートのエクセル版3種を紹介します。01、02は正社員用の賃金台帳で、03はパート・アルバイトの賃金台帳に対応しています。

シンプル版

シンプルな賃金台帳のエクセルテンプレートです。毎月の労働日数、労働時間から賃金や手当、控除をすべて記入し毎月の支給額を算出できます。最下部には、従業員の領収印を押す欄が設けてあります。


賞与別枠型

毎月の賃金を12ヶ月分計算し、最後に年2回の賞与も計算できるようになっている賃金台帳です。項目としてシンプル版と似ていますが、若干簡素化されています。


アルバイト・パート用

アルバイト・パート用の賃金台帳テンプレートです。大まかな構成は従業員用と変わりませんが、賃金に関わる部分と控除の種類が少なくなっています。また、控除は社会保険ではなく、食事費、制服費などが記載されています。

関連するテンプレート

有給休暇管理表
有給休暇の使用状況は給与に影響を与えるため、これも賃金台帳と関連があります。

給与明細
給与明細は賃金台帳から派生した書類であり、個々の社員に対する給与の詳細を記載しています。

シフト表
シフト表に記載された勤務時間は給与計算の根拠となるため、賃金台帳と密接に関連しています。

経費精算書
社員が出した経費は払い戻しとして賃金台帳に反映される場合があります。

賃金台帳の記載事項

賃金台帳に記載する主な項目は以下のとおりです。

  1. 社員ID:社員番号や社員IDなどの番号があれば記載します。
  2. 所属:従業員が所属している部署を記載します。
  3. 氏名: 従業員のフルネームを記載します。
  4. 雇入年月日: 事業主と従業員の間で契約した在籍初日を記載します。
  5. 出勤日数、欠勤日数、遅刻・早退時間: 勤怠状況を具体的に記載します。
  6. 時間外労働時間: 時間外労働が発生した場合、その時間を記載します。
  7. 賃金の額: 給与の総額を記載します。基本給、残業代、手当などの内訳も明記します。
  8. 控除額: 社会保険料、所得税、住民税など、賃金から控除される金額を記載します。

以上の項目が全ての賃金台帳に含まれるべき基本的な要素となります。法令に適合した賃金台帳を作成するためには、これらの項目が適切に記載されていることが必要です。

賃金台帳とは

賃金台帳とは、企業が従業員に支払う賃金(給与)に関する情報を詳細に記録した文書のことを指します。企業にとっては重要な法令遵守の一部であり、労働者の権利を保証するための重要なツールです。

一般的に賃金台帳には以下のような情報が記載されます:

  1. 従業員の氏名
  2. 賃金の額(基本給、残業代、手当など)
  3. 賃金の支払い期間
  4. 時間外労働の有無
  5. 控除額(社会保険料、所得税、住民税など)
  6. 出勤日数、欠勤日数、遅刻・早退時間

賃金台帳は、労働者の賃金計算の透明性を確保し、不適切な労働条件や賃金未払い等の問題が生じたときに、労働者自身が自分の権利を守るための証拠となります。

また、企業としても労働基準法等の法令遵守を証明する重要な資料となるため、賃金台帳は、労働者と企業の両者にとって重要な文書といえます。

賃金台帳の定義と役割

賃金台帳の主な役割は、労働者の労働時間、賃金の計算、支払いの詳細を明確にすることです。

また、労働者自身が自分の労働時間と受け取った賃金を把握する手段でもあります。また、労働基準監督署が労働法遵守をチェックする際の重要な参考資料にもなります。

賃金台帳が必要な理由

賃金台帳は、以下のような理由から企業と労働者の双方にとって必要な書類といえます。

透明性の確保:賃金台帳は労働者の労働時間と賃金の明確な記録です。これにより、労働者は自身の労働と報酬が適正であることを確認できます。

法的義務:労働基準法により、企業は賃金台帳の作成と保管が義務付けられています。これは労働者の権利保護のためであり、適切な賃金計算と支払いが行われていることを証明する重要な資料となります。

労働法遵守の証明:賃金台帳は、労働基準監督署などの当局が法令遵守を確認するための主要な資料です。賃金台帳を保管することで、企業は労働基準法に準拠していることを証明できます。

賃金台帳の書式?手書きで書く必要性は

賃金台帳の書式については、「自社の運用スタイルに合わせる」ことが重要です。法律上は、賃金台帳は必要な情報が全て記載されている限り、書式や形式に特定の制約はありません。そのため、手書きでの記録も、エクセルなどのデジタルツールを用いたものも、どちらも間違いではありません。

  • 法律上の制約はない
    必要な情報が記載されている限り、手書きでもデジタルでもどちらでも適用可能です。
  • デジタルの方が効率的
    エクセルなどのデジタルツールは、労働時間の計算や賃金の算出、データ整理などを効率的に行うため、現代の企業運営では主流になっています。
  • 紙での保存は必須ではない
    デジタル化された賃金台帳は、速やかに印刷して提出できるため紙の形での保存は必須ではありません。
  • 自社の運営スタイル
    小規模でシンプルに管理したい場合は手書きが有効であり、大規模でデータ分析などを行いたい場合はデジタル化が適しています。自社のニーズに合わせて最適な方法を選択すべきです。
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